結核の感染者が多い国では、生後すぐにBCGを接種を行い、その後は行われません。日本では5カ月児が受けますので、受ける前に帰国されたお子さんは、BCG 接種を受ける機会がなくなります。このことを出産前からこれらの国から来られて日本で出産を望まれている人たちにお知らせする必要があります。わかりやすい形でまとめた英文の図を作成しましたので、同じ内容のこの日本語文と比較して英文のPDF をお渡しください。
What You Should Know About the BCG Vaccination(https://semi-sapporo.com/wp-content/uploads/BCG-in-JapanQRcord.pdf)

日本の結核・BCGについての特殊事情

一つの例を挙げますと、北米と西欧では肺結核の患者数が減少しているため、BCGの接種は今ではもう行われていません。一方、日本では今でもBCGは定期予防接種に含まれています。肺結核の患者数が、世界の中でも中間くらいだからです。BCG接種時期についても、日本は他の多くの国とは違っています。たいていは、育児をする人たちから早い段階で感染することを防ぐために、出産後すぐにBCGを接種します。

日本では免疫不全の赤ちゃんが100万人に20-30人産まれるのですが、その赤ちゃんに全身性BCG感染症が起きることを恐れています。生後4か月には、免疫不全かどうかが確認できます。日本の予防接種政策をご理解いただいた上で、ご自分の赤ちゃんへの予防接種について決めて下さい。

医師 福山桂子