日本の結核・BCGについての特殊事情

一つの例を挙げますと、北米と西欧では肺結核の患者数が減少しているため、BCGの接種は今ではもう行われていません。一方、日本では今でもBCGは定期予防接種に含まれています。肺結核の患者数が、世界の中でも中間くらいだからです。BCG接種時期についても、日本は他の多くの国とは違っています。たいていは、育児をする人たちから早い段階で感染することを防ぐために、出産後すぐにBCGを接種します。

日本では免疫不全の赤ちゃんが100万人に20-30人産まれるのですが、その赤ちゃんに全身性BCG感染症が起きることを恐れています。生後4か月には、免疫不全かどうかが確認できます。日本の予防接種政策をご理解いただいた上で、ご自分の赤ちゃんへの予防接種について決めて下さい。

医師 福山桂子